三菱電機製 ACドライブ装置
- 2016/6/20
- 保守中止品対応
- MELVEC-1200, MELVEC-2000, MELVEC-3000, メルベックー1200, メルベックー2000, メルベックー3000
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基板補修研究会が基板補修・修理を手掛けた、もしくは手掛けようとしている制御システムについて、電気プラントメーカー毎にご紹介いたします。
三菱電機製 ACドライブ装置
プラント制御装置の特集論文が発表された2年後。 「パワーエレクトロニクス」の特集論文が三菱電機技報で発表されました。
その特集論文の一つ。「鉄鋼プラント用可変速ドライブシステム」からのご紹介です。
- MELVEC-1200NS (メルベックー1200NS) ・・・ 2レベルIGBTインバーター 小容量ACモーター駆動用
- MELVEC-1200N (メルベックー1200N) ・・・ 2レベルIGBTインバーター 小容量ACモーター駆動用
- MELVEC-2000N (メルベックー2000N) ・・・・ 3レベルIGBTインバーター 中容量ACモーター駆動用
- MELVEC-3000A (メルベック-3000A) ・・・ 3レベルGTOインバーター 鉄鋼圧延用ACモーター駆動用
東芝製ACドライブ装置の項でも出てきましたが、 IGBTや GTO というのは、ドライブ装置(インバーター)のスイッチングを行う半導体素子の名称です。
パワーエレクトロニクスを構成するパワー半導体の名称になります。 詳しくは、別途説明の記事を設けることにいたします。
論文は、「鉄鋼用」 となっていますが、これらのACドライブ装置は、 鉄鋼、製紙、一般産業向け ACドライブ装置(誘導電動機駆動用 ベクトルインバーター)となっています。
これらのACドライブ装置が、現場へ導入されてから、稼働年数が15年~20年と推定されます。 製品寿命(設計寿命)は、はっきりしたことはわかりませんが、15年ぐらいでしょうか。
ある程度設計余裕を持ったとして、例えば30%の設計余裕だとすると、約20年。 そろそろ時限爆弾が破裂することです。
基板補修研究会では、故障が発生する前に、各種制御基板、プリント基板の弱点となる電子部品を積極的に取り替える、予防保全を推奨しております。
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