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三菱シーケンサ メルセックシリーズ ADコンバーター補修実例 型式:A616AD
- 2016/7/4
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- A616AD, メルセックAシリーズ, 三菱シーケンサ
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基板補修研究会の技術者が手がけた、 三菱シーケンサ
メルセックAシリーズ ADコンバーターの補修実例です。
三菱メルセック Aシリーズ ADコンバーター A616AD 制御基板補修実例
A616AD の特徴
- アナログ 16点入力
- 電圧 -10V~10V(入力抵抗 1MΩ) 電流 -20mA~20mA (入力抵抗 250Ω)
- 最大分解能 0-4000 (もしくは、-2000-2000)
- AD変換速度 1msec
- 入力制度 最大入力値で ±0.3%
ごく一般的な、アナログ16点入力用のAD基板です。 最新の三菱シーケンサ Qシリーズの ADコンバーターとの比較では、もっとも性能アップしたと思われるのは、AD変換速度です。
いまのAD変換だと 500μsec ぐらいが変換速度のようですので、倍の変換速度が出るようになったということですね。
さて、余談はさておき、A616AD の制御基板・プリント基板を見ていきましょう。
基板の表面です。 16点の入力端子が見えます。 これらの端子は、フォトカプラで外部とは絶縁されているのですが、端子間の絶縁が 「非絶縁(1MΩ絶縁)」なので、使うときに注意が必要! という、昔の情報を思い出しました・・・・。 結構この仕様で苦労したんですわ・・・・
さて、制御基板・プリント基板を見ていきましょう。
2枚組の基板になっています。 メインのAD変換は 左側の基板。 右側の基板の入力信号の絶縁や切り替え等の制御を担当していると思われます。
このAD基板(ADコンバータ)の心臓部 が以下の二つ
- AD変換IC (AD574AKD 12bitA/Dコンバータ)
- bd3-1515-5 DC/DCコンバータ
AD変換ICは入手可能ですが、 DC/DCコンバーターは現在入手不可の素子です。
基板補修研究会では、これらの素子が不良かどうかの診断、不良時の代替え部品での置き換え、置き換え後の試験等の技術にチャレンジしております。
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