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【基板ニュース】超微細回路を簡便・高速・大面積に印刷できる新原理の印刷技術を開発
- 2016/7/8
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国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)フレキシブルエレクトロニクス研究センター【研 究センター長 鎌田 俊英】 山田 寿一 主任研究員(現:窒化物半導体先進デバイスオープンイノベーションラボラトリ ラボ研究主幹)、長谷川 達生 総括研究主幹(兼)国立大学法人 東京大学大学院工学系研究科 教授らは、国立大学法人 東京大学【総長 五神 真】、国立大学法人 山形大学【学長 小山 清人】(以下「山形大学」という)、田中貴金属工業株式会社【社長 田苗 明】(以下「田中貴金属」という)と共同で、紫外光照射でパターニングし、銀ナノ粒子を高濃度に含む銀ナノインクを表面コーティングするだけで、超高精細な銀配線パターンを製造できる画期的な印刷技術「スーパーナップ(SuPR-NaP;表面光反応性ナノメタル印刷)法」を開発した。
by 産総研
この開発のポイントは、
- 銀のインクを小さくしてパターンを描くことで、0.8μm の超微細回路が作成できる
- これは、紫外線で銀が自己融着する現象を利用して実現した
0.8μmの配線感覚の集積パターンなんて、不具合が出た時の調査は大変ですね。
パターンが切れているところを探すだけでも、目視では大変大変・・・・・・
基板補修研究会では、こんな微細なパターンを持ったプリント基板を補修、修理対象とはしていないのですが、どのパターンが断線しているか?を調査するだけなら、基板補修研究会がお勧めしている、インサーキット(インサーキットテスタ)を使うと、その調査できそうです。
さすがに、0.8μmの配線感覚は手に負えませんが、基板補修研究会が推薦する TDS(テストアデーターシステム社)のインサーキットでは、100μmまでの配線感覚の測定が可能です。
この測定結果を使ってパターンの状況調査を実施することができると思われます。
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