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三菱メルセックAシリーズ DA基板、AD基板の補修、修理の実例
基板補修研究会では、これまでメルセックAシリーズ(MELSEC-A series)の基板補修、修理の実例があることをお知らせいたしました。
>>> 三菱シーケンサ Aシリーズ(Melsec-Aシリーズ)の補修、修理
この Melsec-Aシリーズの制御基板のうち、 入出力基板 中でも DA基板 AD基板の補修、修理の実例をご紹介いたします。
自然界を取り巻く温度・圧力・流量などを計測するセンサからの信号はアナログ信号、また制御するためのアクチュエータの多くはアナログ信号で動作するもの です。一方パソコンで扱えるのはデジタル信号のみですから、パソコンを利用してセンサからの信号を入力したり、アクチュエータへ信号を出力したりする場合 は、アナログ信号とパソコンで扱えるデジタル信号との橋渡しを行うものが必要となります。それが、アナログ入出力インターフェイスです。 by contec HP
各種センサや、動作装置とのインターフェースとして アナログ信号とデジタル信号を変換する制御基板がDA基板。 逆の基板が AD基板です。
三菱シーケンサ Melsec-Aシリーズの DA,AD基板には 下記のような型式の基板があります(ありました。 現在は 新品基板は購入できません)
DA基板(アナログ出力基板 : シーケンサからアナログ信号を出力する基板)
- A1S62DA
- A1S62DA
- A1S62DA
- A616DAI
- A616DAV
- A68DAV/A68DAI(S1)
- A62DA-S1
- A62DA
AD基板(アナログ入力基板 : シーケンサへアナログ信号を入力する基板)
- A68AD-S2
- A68AD
- A68ADN
- A616AD
- A84AD
- A1S64AD
- A1S64AD
- A1S64AD
- A1S68AD
- A0J2-68AD
DA,DA基板(アナログ入出力基板 : アナログ入力回路とアナログ出力回路の両方を持つ基板)
- A1S63ADA
- A1S63ADA
- A1S66ADA
- A1S66ADA
メルセックシーケンサ Aシリーズの各種基板の中でも、アナログ入出力系の基板は、割と故障率が高い 印象があります。
故障基板を調査すると、DA,AD基板の心臓部である、アナログ・デジタル変換IC の動作不良がよく見られます。
基板補修研究会では、この故障部位の取り替えにより制御基板修理、補修を実現するのですが、三菱シーケンサ メルセックAシリーズのアナログ入出力基板に使われているアナログ・デジタル変換ICは、型式が廃型となっているICを使用しているケースがほとんどです。
そこで、基板補修研究会では、動作特性のよく似たアナログ・デジタル変換ICにICを載せ替えると共に、周辺回路の微調整を実施。この基板補修技術により、メルセックAシリーズのアナログ入出力基板の補修、修理を実現しております。
また、基板補修、修理が正確に実施できているかの確認も怠るわけにはいきません。
基板補修、修理を確実に実施したつもりでも、いきなりオンラインでのテストはリスクがありすぎます。(基板によっては、いきなりオンラインテストを実施する方が効率的と判断するケースもありますが)
基板補修研究会の補修メーカーでは、メルセックAシリーズのオフライン試験環境をそろえており、補修、修理完了したメルセックAシリーズの制御基板のテストだけでなく、故障が疑われる制御基板のテストの実施も可能となっております。
メルセックAシリーズの故障にお困りのユーザー様は、メールで基板補修研究会へ問い合わせ下さい。
何か解決のヒントが見つかると思います。
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