現場のエンコーダー内蔵の電子部品は大丈夫でしょうか。
- 2016/11/10
- 制御装置の日常保全
- PLG, エンコーダー, パルジェネ, パルスジェネレーター, ロータリーエンコーダー
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基板補修研究会では、プリント基板、制御基板上の劣化部品である、電解コンデンサ、光素子の取り替えによる予防保全をおすすめしてきました。
電解コンデンサは、使用温度により寿命が決まる と一般的には言われています。
光素子は、通電時間によって劣化が進みます。
よく考えると、この二つの素子を使った検出器が現場にありました。
それは・・・・・
「エンコーダー」 (PLG とか パルスジェネレーター、ロータリーエンコーダ などという呼び名もあります)
電動機等の回転体の検出には、必ずこの 「エンコーダー」が取り付けてあります。
この「エンコーダー」は、 電源装置(電解コンデンサ)、光素子、受光素子 がメインの電子部品です。
特に現場に設置される検出器なので、周囲温度も高く、部品の劣化は激しいはず。
しかしながら、そのあたりは部品メーカーもわかっているようで、かなり大きな設計マージンが設定されていると思われ、回転部の機械品寿命(ベアリングの寿命)よりも電子部品寿命の方が長く設定されているものと推定されます。
そうは言っても、個体差もあるでしょうし、エンコーダーの故障時には、有寿命の電子部品の故障も疑ってみてはいかがでしょうか。
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