制御基板、プリント基板を洗浄する必要に迫られた!
基板補修研究会では、 制御基板や、プリント基板を洗浄する必要にせまられた ユーザー様の技術的なサポートを行っています。
制御基板、プリント基板洗浄に迫られるような、切羽詰まった状況とは・・・・
こんな状況を想定しています。
- 制御基板、プリント基板が収納されている盤の近くで火災が発生。消火剤をかぶってしまった。
- 大雨で泥水が制御基板、プリント基板の収納されている盤まで侵入。泥水に浸かってしまった。
他にも、さまざまな原因で、制御基板やプリント基板が汚れてしまうことが想定されます。
そんな時、 「この汚れた制御基板、プリント基板は洗浄した方がいいのか? それとも、そのまま乾燥するのを待って使ってみた方がいいのか?」 ものすごく悩むと思います。
重症の場合は、洗浄することを選択すると思います。
もちろん、ケースバイケースで、洗浄化非洗浄のどちらがより復活する可能性が高いか?について、汚損の状況、制御基板の状況、どのような素子が搭載されている基板か?を総合的に判断することになりますが、回路がむき出しになっていない制御基板、プリント基板の場合、特に重症であれば、洗浄することを判断する場合が多いようです。
(回路がむき出しのケース 稼働接点のある制御リレーが搭載されている基板等)
これらの制御基板、プリント基板が復活したとしても、その後何年ぐらい使用するか にもよりますが、極力故障の心配を排除したいのであれば、洗浄を選択されるユーザー様が多いです。
しかしながら洗浄と一口に言っても、何で洗浄するのか? ということが議論になります。 ぱっと思いつくだけでもいろいろあります。
- 普通の水道水
- 純水
- アルカリ等の溶剤
- フッ素系の特殊な液体 等々
簡単なのは、普通の水道水ですが、なにを洗浄剤にするか?悩むところです。
もちろん、その後の乾燥工程についても、同様です。 自然乾燥がいいのか? 多少温度を上げるのがいいのか?
基板補修研究会では、過去に経験した事例をもとに、どのように洗浄すればよりリスク回避になるか? をユーザー様と一緒に考えていきたいと思っています。
(この記事に記載している基板洗浄の補修技術は、あくまでも緊急避難的な補修技術の位置づけです。 長く使うためには、積極的な予備品との取り替えも併せて検討する必要があると考えています)
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