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基板補修研究会が求めるインサーキット(インサーキットテスタ)とは
- 2016/7/7
- インサーキットでの基板補修実例, 故障調査技術
- HIOKI, インサーキット, インサーキットテスタ, オカノ電機, キーサイトテクノロジー
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インサーキット (インサーキットテスタ)をご存知でしょうか?
インサーキット(インサーキットテスタ)は、電子プリント基板の検査に用いられる装置です。
インサーキット・テスタはパターン間の抵抗などを測定し,部品が正しく実装されているか,また間違った部品が実装されていないかを検査します.この工程で回路の電気的なつながりを検査することで,電源を入れて動作させながら行う検査に備えます. by プリント基板の組み立て工場を見る
インサーキットテスタの人気のある装置を紹介いたします。
第1位 HIOKI 実装基板検査装置 フライングプローブテスタ FA1283
第2位 キーサイトテクノロジー社 インサーキット・テスト・システム:3070 ICT
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第3位 オカノ電機 ZPC-5000シリーズ
インサーキット(インサーキットテスタ)は、 電子回路基板のパターンや、オンボード素子の足部にプローブを立て、インピーダンス等のアナログ的な計測や、電源を印可してアウトプット信号を計測することで電子回路基板が図面通りに製作できているか?を測定する装置です。
電子回路基板の製作業界では、より早く計測できる動作時間の性能や、より細かい部品まで計測できる高い解像度が アピールポイントになります。
しかしながら、私たち 基板補修研究会では、 数世代前の電気回路基板をターゲットとしており、一品ものの測定が必要となるため、一般的なインサーキット(インサーキットテスタ)がアピールしている、動作時間性能や、高い解像度はそれほど重要ではありません。
私たち基板補修研究会における、インサーキット(インサーキットテスタ)の使用方法は、主に以下のような用途で活用することが多いです。
- 電子回路基板上のデジタル素子の特性を調べることで、カタログベースの特性とどのくらいずれがあるか?(素子の老朽劣化が進行しているかどうか)
- 電子回路基板上のアナログ素子の特性の差異を測定。老朽劣化度合を調べる。
- 電子回路基板のパターンを測定し、基板の電子回路を作成(リバースエンジ)
これらの用途を考慮し、より使いやすい インサーキット(インサーキットテスタ)が、実はあります・・・・
また次回、この基板修理に使いやすいインサーキット(インサーキットテスタ)をご紹介いたします。
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