NC工作機械について
NC工作機械は、町工場から大型工場まで旋盤やフライス盤などの制御に使用されています。
数値制御(すうちせいぎょ、英: Numerical Control、略称NC)は、行う動作を数値情報で指令する制御方式のこと。NC工作機械を用いたNC加工で用いられている。数値制御は、工作機械の自動化であり、手動輪やレバーを手動で制御したり、カムを使って機械的に自動化するのではなく、記憶媒体上で符号化されたコマンド群で抽象的にプログラムし制御する。世界初のNC工作機械は、既存の工作機械に紙テープから数値をシステムに入力することでモーターの動作を制御するよう改造したもので、1940年代から1950年代に構築された。これら初期のサーボ機構にはすぐにアナログコンピュータやデジタルコンピュータが付属されて強化され、コンピュータ数値制御 (CNC) 工作機械となり、設計工程を一新させた。工作機械は絶対位置精度が重要で、数値制御はそれを実現するために考案された制御手法、メカニズムである。(by Wikipedia)
古くは、自社で開発したり系列会社のNCを組み合わせたりで、読者の皆様の現場でも多種多様なNC工作機械が稼働していると思います。また、NC工作機械の操作パネルや制御盤も工作機器メーカーに頼らず、ユーザー側で制作し組み合わせて稼働させている事例も多いようです。
現在のところは、基盤補修研究会でNC工作機械の制御装置を取り扱った事例はありませんが、プラント制御装置と同様、型式廃盤、予備品入手困難、故障時の補修困難等の状況は、長く使えば使うほど同じ状況が発生していると想定しています。
下記のような、国内のNC制御メーカーの型式のNC工作機械について、補修・延命処置ができればと考えています。すでに廃盤になっている型式のNC工作機械も多いようです。
FANUC ・・・・ファナック
MELDAS ・・・・三菱電機
YASNAC ・・・・安川電機
TOSNUC ・・・・ 東芝
NEDAC ・・・・・ NEC
OKIPATH ・・・・沖電気
HAIDAC・・・・・ 日立製作所
OSP ・・・・・・・ 大隈鉄鋼 等など 数多くのNC工作機械メーカーがあります。
基板補修研究会では、町工場の皆様に役立つためにも、基板上の壊れやすい部位の調査や、インサーキット調査による良品状態保存を続けていきます。
>基板補修研究会が目指すもの ・・・基盤補修研究会の基盤補修の考え方や取り組みの姿勢について書いています。
NC工作の制御そのものの基板については、メーカーの補償や、工作精度補償にかかわる問題があることは認識しています。しかし、NC工作機械の心臓部であるNC工作の制御装置そのものは健全でも、操作パネルや、付帯制御のPC基板などの故障、保守中止がネックで更新等でお困りのケースもあると思います。そのようなケースに対して、我々基板補修研究会で取り組んだ過去事例の応用ができるのではないかと思っています。
まだまだ始まったばかりです。みなさまのご相談・意見・情報をお待ちしています。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。