今回、「製袋機」の制御装置 PC基板の補修依頼を頂きました。
製袋機
「せいたいき」と読みます。 その名の通り、袋を作る機械。よく町中でも見かけると思います。ポテトチップス等のお菓子の袋。車のワイパーブレード等の製品・日用品等、世の中には袋詰めで売られているものばかりです。これらのプラスチック製の袋を生産するのが 製袋機 と呼ばれている機械です。
製袋機の機械を作っておられるメーカーさん(トタニ技研工業様)のHPには、製袋の歴史がつづられています。
Q:製袋の始まりはいつから?
昭和20年前後に、それまで包装の中心的な材料だった紙から、セロファンへと徐々に素材の移行が始まり、その中で製袋が始まっていったといわれています。軟包装を製造するための材料として、セロファンとポリエチレンのラミネートが現れるまでは製袋機で袋を造るのは困難だったようです。
Q:日本で製袋を機械で行い始めたのは?
これも昭和20年代の後半からですが、当時はヨーロッパ、とりわけドイツからの輸入製袋機で機械による製袋が始まりました。昭和33年にはトタニが業界初の「EW-1型水冷式(特許)ラミネート用インパルス自動製袋機」を開発。本格的に国産製袋機メーカーとしての歩みを開始しました。これは日本の製袋機メーカーとしては一番早いものでした。
今回ご依頼いただいた、製袋機を所有・活用しておられる機械の制御装置は、Melsec-L シリーズです。
ご依頼主の不具合情報によりますと、システムインターフェース基板にエラーが発生するようです。
エラーの再現性が高いようですので、基板上の素子不良も視野に調査を進めていきます。
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