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信号用Relay(リレー)の特性劣化の考察
- 2017/6/21
- PC基板の劣化推定技術, 基板補修研究会
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制御用のRelay(リレー)と聞くと、プラグインリレーを想像してしまいますが、PC基板・プリント基板上にも、電気的な接点の絶縁を目的として制御用Relay(リレー)が多く使われています。 制御用リレーは、フォトカプラよりも比較的電流値や電圧値を高めに設定できるので、接点入力、出力のPC基板等によく使われていると思います。
さて、このリレーの特性劣化はどのような視点で確認していけばいいのでしょうか?
リレー製造メーカーの特性値カタログの中から下記のようなデーターを確認しました。
(生産ラインの中からサンプリングした実測値で保証値ではありません)
また、別のページには、このような起債もあります。
周囲雰囲気中の硫化ガス、塩化ガス、酸化窒素等の影響を受け接触抵抗が増大することがあります。
想像していた通り、使用環境や状況により、リレーの接点抵抗(接触抵抗)が増大してリレーの故障に至るようです。
そうであれば、接触抵抗値をオンラインで測定することでリレーの予寿命予測ができるのではないか?と考え、試験を開始いたしました。
今回のサンプルでは、オン抵抗はカタログ値と比較しても増大しておらず、良好なようです。
今後も引き続き、現場で使用されてきたPC基板上のリレーをサンプルに、リレーの予寿命診断技術の開発に取り組んでいきます。
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